パート6 治療薬の変更
17.新しい治療薬の紹介
- 定期的な通院をしている887人について、過去3年以内に、HIV治療薬の新しい薬剤について、医療関係者から紹介されたことがあるかたずねたところ、「しばしば紹介されたことがある」14.0%、「たまに紹介されたことがある」37.1%でした(図17-1)。
- 新しいHIVの治療薬が発売になったら、医療関係者から紹介してほしいと思うかとたずねたところ、「とても紹介してほしい」44.2%、「そこそこに紹介してほしい」51.5%でした(図17-2)。
- 現在の治療薬で順調に治療できているとしても、より良いと思う別の薬を紹介されたら、治療薬を変更したいと思うかという問に対して「はい」が83.8%でした(図17-3)。
- 上記で「はい」と答えた743 人に、変更してみたい治療薬をたずねたところ、「副作用がない/今より副作用が少ない」「より効果が期待できる」「薬剤耐性が発現しにくい」「通院頻度を減らせる」「将来的な副作用のリスク軽減が期待できる」が上位になっていました。一方で、選択肢にはありませんが「完治する」を12人が自由記載欄に記入していました(図17-4)。
- 現在の治療薬で順調に治療できていれば治療薬の変更をしたいと思わないとする139人に、その理由をたずねたところ、「今の治療薬で満足しているから・今の治療薬で問題ないから」を77.0%があげていました(図17-5)。