調査結果
はじめに:追加調査について
HIV陽性者を対象として、
- 身体障害者手帳を所持することで得られるメリット
- 認定基準を改定する場合の望ましい方向性
- 早期治療開始が難しい状況を解決する方策
- 身体障害者手帳による福祉サービスとして必須のもの
などについての意見をもらうフォーカス・グループ・インタビュー(FGI)調査を実施しました。発言内容を内容的に分析することで、今後の身体障害者手帳の認定基準改正等に向けた示唆を得ることを目的としました。
調査概要
対象になる方
以下の条件を満たしている日本国内在住の方
- 調査時点においてHIV陽性と診断されている人
- 調査時点において免疫機能障害での身体障害者手帳をすでに取得している人
- 18歳以上である人
- 説明文書および同意書の内容を理解した上で、研究参加の意思を示した人
- 日本語によるコミュニケーションがとれる人
調査期間
2025年2月
調査方法
ファシリテーター1名、記録係1名のもと、調査参加者が一同に会する形でフォーカスグループインタビュー(FGI)を実施しました。所要時間は1時間9分でした。音声は録音し、作成した逐語録を分析対象としました。
倫理的配慮
本調査研究は、放送大学研究倫理委員会の承認を得て実施しています
【通知番号2024-73】。個人情報は匿名化しています。
研究主体
抗HIV療法意識・経験調査研究委員会
- 研究責任者:戸ヶ里泰典(放送大学)
- 研究分担者:細川陸也(京都府立医科大学)、大島岳(明治大学)、高久陽介(NPO日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス)、井上洋士(株式会社アクセライト)
協力
日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス
HIV Futures Japanプロジェクト
お問い合わせ先
株式会社アクセライト
調査研究コンサルティング部門
Eメール survey3129@accelight.co.jp